【1】災害が起こった直後のお役立ちツール

 (3)助けを求める際のお役立ちツール

■携帯電話・スマートフォン

いきなりきついことを言いますと、現時点では災害対策としてスマートフォン(スマホ)は望ましくありません。

理由は、電池の持ちが悪すぎるからです。

 

もしあなたが地震や土砂崩れで倒壊した建物に閉じ込められたとします。現在のスマートフォンはたった1日、せいぜい2日くらいしか電池がもちません。それでは、助けを求めようにもスマホの電源を入れっぱなしにすることすらできません。

 

もちろんスマートフォンにもLINE(ライン)などの便利な連絡手段があるため持っていても問題はありませんが、家族で誰かひとりくらいは従来型の二つ折り携帯つまりフィーチャーフォン(ガラケー)を持っていたほうが無難です。

【スマホと二つ折り携帯の2台持ちという選択】


■スマホ充電池(モバイルバッテリー)

今さらガラケーなんてとお思いの方はせめてスマホ充電池(モバイルバッテリー)を絶えず持ち歩くことをおすすめ致します。

中には一度の充電でiPhone5回分の容量を貯められる商品もあります。

■携帯メール

携帯メールに関しては年齢を問わず使いこなせる世代が増えており、大いに強力な災害時のツールになりえます。

問題は、3.11東日本大震災のときのように大混雑で携帯が通じなくなったり、メールがなかなかつながらないときです。


そのようなときは、アドレス宛(docomo.ne.jpなど)のメールのほかショートメールを活用することもお勧めです。

案外ご存知ない方も多いですが、現在はドコモ、au、ソフトバンク同士でショートメールが届くようになっています(東日本大震災以降、各携帯会社が協力しあうようになったようです)。

■SNS(特にライン、ツイッター)

SNSとはソーシャルネットワークのことをいいますが、噛み砕いていうと要するに情報交換の場、意見交換の場を提供してくれている所です。

 

ラインは友人や家族に助けを求める場合に非常に有効な手段となりえます。

ツイッターは拡散力に優れているため、社会全体に自身の救助を求めたり窮状を訴える手段となりえます。

【LINE(ライン)と防災対策】

LINE(ライン)は家族や友人・知人との連絡手段としては非常に優れています。

⇒詳しくはLINE(ライン)と防災対策のページへ

■ストラップ型の笛

災害時に人の助けを求める場合、とても有用なのが笛です。

怪我をして大声が出せない状況でも、笛から出る高い音は遠くの人まで聞こえます。


笛はよく防災セットの中に含まれた形で販売されています。

防災セットとは、リュックの中に防災に必要なグッズがまとめられ販売されている商品です。詳しくは下記↓から。

ただ、ここでおすすめなのは携帯電話に取り付けられる携帯ストラップ型の笛です。

細くて邪魔にならず、お守りのようにカバンなどにも取り付けられる優れものです。

しかも、災害などに限らず痴漢退治や強盗の退治などにも使えます。

【2】災害が去った後のお役立ちツール