【1】災害が起こった直後のお役立ちツール

 (2)安全な場所に逃げる際のお役立ちツール

■座布団、掛け布団・毛布

座布団と掛け布団・毛布は、(1)身を守る際のお役立ちツールでも取り上げました。


しかし、この座布団、掛け布団・毛布は大地震など逃げる際に上から物が落ちてくるおそれがある場合に引き続き大いに役立ちます。

特に、掛け布団・毛布は全身を守ってくれるため、割れたガラスの破片から身を守ることもできるという観点からは座布団さらには防災ヘルメットよりも身を守ってくれる範囲が広くなります。


また、冬場はそのまま防寒対策にもなりますし、雨の日には雨対策にもなりえます。


■乾電池式LEDセンサーライト

LEDセンサーライトという商品をご存知でしょうか。

形状や値段についてお知りになりたい方はこのAmazonのページを参照願います。

このLEDセンサーライトのうち、乾電池式の据え置き型のタイプが夜間に大地震が起きたときなどに役立ちます。

大地震で停電に陥ったとき、乾電池式であれば真っ暗な家の中でも被災時のローソク代わりになります。 

 

この商品のいいところは、乾電池式であるということ、それからLEDなので消費電力が少なく電池が長持ちするという点にあります。


ローソクというと火を使いますので、倒すと火事になるおそれがあります。

今はローソクは全く使わないというご家庭も多いかとおもいますが、この乾電池式LEDセンサーライトはランプやランタン代わりにもなる優れものです。

 

Amazonの該当ページにも記載がありますが、普段から廊下や階段に置いて日常的に使用することもできます。

 

■新品の靴(寝室用)

なぜ新品の靴を用意するのかといいますと、それはこの新品の靴を置く場所にも関係してきます。

 

昼間に災害が来た場合は別に新品の靴でなくても構いません。普段から履きなれた、できれば革靴のようなフォーマルではないシューズが望ましいです。

玄関にある履きなれた靴で安全な場所に避難します。

 

では新品の靴はどこに置くか。それは、寝室に置くためのものです。

夜間就寝中に大地震が起こった場合、停電で家の中が真っ暗になることが想定されます。そのようなときに玄関で靴を探すのに時間がかかり、避難するのに手間取るわけには行きません。

 

また、地震で家の中が散乱して足の踏み間がなくなる可能性があるだけでなく、割れたガラスの破片や食器の破片で足の裏を大怪我することもありえます。

 

ベットで寝ている方は新品の靴をベットの下に、そうでない方も寝室のわかりやすいところに靴を常備しておくことをおすすめします。

 

■懐中電灯

懐中電灯もLEDが望ましいです。

その理由は、消費電力が少くいざ災害が起きたときに電池切れしていて使えないというおそれが格段に減る点にあります(もちろん電池自体が放電しますので長期間使用していない電池は要注意です)。

 

例えば、Amazonでもこのような商品が揃っています。

値段もかなりお求めやすくなっています。


なお、防災サイトではよく「手回し式発電タイプの懐中電灯」が紹介されています。ただ、この商品は以外と体力を使うため、ご年配の方などには不向きだというのが我々の実感です。

 

■財布

災害が起きた際にまず持って逃げるべきは、財布です。

よくマンガやドラマなどではタンスの中の銀行の預金通帳を持って逃げるシーンがありますが、別に通帳がなくなっても銀行預金はなくなりません。

 

それよりも普段使っている財布は絶対に持って逃げなければなりません。

【現金以外で財布の中に入れておくもの】⇒別ページに

・銀行のカード

 銀行のカードは郵便局やどこのコンビニでも利用できるものがベスト。

・テレホンカード

・保険証

銀行のカードがあれば当座の生活資金になりますし、今は最寄りのコンビニや郵便局のATMで現金を引き下ろせます。銀行のカードは財布に入れておく必要があります。

 

テレホンカードは、公衆電話はとても災害に強いと言われています。今は誰も使っていないように思われていますが、災害のためにNTTが残してくれているといってもいいくらいです。

 

なお、財布などの貴重品をどこに置くかも非常に重要です。急いで逃げないと行けない時に財布を探す暇などないからです。

 *財布などの貴重品はどこに置くのがよいか⇒

■携帯電話・スマートフォン